印刷データ入稿で失敗しないために|塗り足し・画像サイズ・解像度を初心者向けに解説

印刷データを入稿するとき、初心者の方が特につまずきやすいのが「塗り足し」「画像サイズ」「解像度」です。
まず結論からいうと、一般的なチラシや冊子では次の3点を確認すると失敗をかなり防げます。
- 塗り足し:仕上がりサイズの外側へ上下左右3mmずつ背景を伸ばす
- 文字位置:文字やロゴは仕上がり線から3〜5mm程度内側へ置く
- 画像:実際に使うサイズで300〜350dpi程度を目安にする
塗り足しとは?なぜ3mm必要なの?

塗り足しとは、仕上がりサイズより外側まで背景色や写真を伸ばしておく部分のことです。
印刷物は、印刷したあとに断裁して仕上げます。断裁位置にはごくわずかなズレが出ることがあるため、背景が仕上がり線ぴったりまでしかないと、端に白い線が見える場合があります。
A4の場合
仕上がりサイズ:210×297mm
塗り足し3mm込み:216×303mm
背景色や写真を紙の端まで見せたい場合は、仕上がり線の外側3mmまでしっかり伸ばしておきます。
文字やロゴは端ギリギリに置かない
文字、ロゴ、電話番号、QRコードなどの重要な情報は、仕上がり線から3〜5mm程度内側へ配置するのがおすすめです。断裁が少しずれても、重要な情報が切れにくくなります。
画像サイズと解像度はどう確認すればいい?

印刷で使う画像は、画面で見たときにきれいでも、印刷すると粗く見えることがあります。
一般的なカラー印刷では、実際に配置する大きさで300〜350dpi程度がひとつの目安です。
たとえばA4全面で画像を使う場合、300dpiならおおよそ2480×3508px程度が目安になります。
OK
十分なピクセル数がある画像を、適切な大きさで使用する
NG
小さな画像を大きく引き伸ばして使用する
大切なのは「72dpiだからダメ」と数字だけで判断することではなく、最終的に印刷するサイズに対して、画像のピクセル数が十分あるかです。
RGBとCMYKの違いは?
RGBはスマートフォンやパソコン画面で使われる色の表現方法、CMYKは一般的なカラー印刷で使われる色の表現方法です。
RGBの鮮やかな色は、CMYKへ変換すると少しくすんで見える場合があります。色味が重要な印刷物では、最初からCMYKで作成するか、印刷会社へ事前に相談すると安心です。
入稿前に確認したいチェックリスト
- 仕上がりサイズは正しいか
- 背景や写真に3mmの塗り足しがあるか
- 文字やロゴが仕上がり線に近すぎないか
- 画像を無理に拡大していないか
- 画像解像度は使用サイズで十分か
- カラーモードは適切か
- Illustrator入稿の場合、必要に応じてフォントをアウトライン化しているか
- 誤字脱字、電話番号、日付、金額などに間違いがないか
よくある質問
Q. A4の塗り足し込みサイズはいくつですか?
216×303mmです。A4の仕上がり210×297mmに、上下左右3mmずつ塗り足しを加えたサイズです。
Q. 印刷用画像は何dpiあればいいですか?
一般的なカラー印刷では、原寸で300〜350dpi程度が目安です。大きく拡大して使用すると実効解像度が下がるため注意してください。
Q. Webサイトの画像をそのまま印刷に使えますか?
使える場合もありますが、Web用画像はピクセル数が小さいことが多いため注意が必要です。最終的に使用するサイズで十分な解像度があるか確認してください。
まとめ
印刷データ入稿でまず覚えておきたいのは、「3mmの塗り足し」「重要な文字は3〜5mm内側」「画像は原寸300〜350dpi程度」の3点です。
プリント名人では、チラシ・冊子などの印刷だけでなく、入稿データについてのご相談にも対応しています。データに不安がある場合は、入稿前にお気軽にお問い合わせください。
